クモノスシダ(蜘蛛の巣羊歯)


チャセンシダ科 チャセンシダ属
Asplenium ruprechtii 

・山地の石灰岩上に生える常緑性のシダ。 ・根茎は短く斜上〜直立し、鱗片は披針形、長さ2〜3mmで全縁、基部は幅広く黒褐色で格子状。
・葉柄は緑色で基部は暗赤褐色、長さ0.5〜12cm、狭い翼がある。
・葉身は単葉、全縁、多少波状、狭披針形〜狭三角形、先端は次第に細くなりつる状に長く伸び先端近くに芽を出す。基部は広いくさび形。
・胞子嚢群は長さ1〜5mm、やや不規則に散在し、膜質で全縁の包膜がある。
・分布は北海道〜九州(熊本県、宮崎県以北)、ロシア(極東、シベリア)、朝鮮、中国。

広島県 2012.4.19

高尾山 2013.5.17


和名の由来は葉が四方に広がり、葉身の先端に芽をつけ増え、クモの巣状に見える事から。
高尾山 2013.5.17

高尾山 2013.5.17

四国カルストの湿った岩上に生えていた。
高知県 2023.5.9

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