コウシュンシュスラン (江春繻子蘭)

ラン科 キバナシュスラン属
Anoectochilus koshunensis Hayata

山地の湿った樹林下に生える常緑年草。
草高は10〜25cm位で、茎は始め匍ふくし、その先で立ち上がる。
葉は互生し、開花期には3〜4枚つき、広卵形〜卵円形で長さ、2.5〜5cm。上面は白〜淡黄色の網状紋があり、下面は赤紫色、5脈。
穂状花序は茎頂に出来、通常5〜6花、長さ3.5〜5cm、花弁は白色。
分布は屋久島、沖縄島、石垣島、西表島。開花期は10〜11月。

国頭村 09.10.24

沖縄には花が倒生する型としない型があるそうで、これは逆さまのタイプ。唇弁が上に向いている。、
国頭村 2009.10.24

葉の裏側は深い紫を帯びた様な赤い色でした。
国頭村 2009.10.24

国頭村2011.11.5

この年は2株に花がみられた。
国頭村 2012.10.12

花が8輪咲いていました。
国頭村 2015.10.15

(左)花の咲かない葉は色鮮やかで模様がはっきりして美しい。(右)開花中の葉で長さ5cmあった。
国頭村 2015.10.15

花の下部の苞は卵形、帯赤褐色で有毛。花はほとんど無柄。萼片は長さ不同、上包萼片は広卵円形で微凸端、測片は斜状楕円形、外面は有毛。 花弁は透明質、斜半倒卵形、萼片よりやや短い。唇弁は長い距を有しY字型、中片は長さ3〜4mm、舷部は2裂し、長さ8mm。(国頭村2015.10.15)
5日後に再度訪れた時でも花の状態は変わら
ず良好でした。(国頭村2015.10.20)



国頭村 2019.8.13


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