コゴメガヤツリ(小米蚊帳吊)

カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
Cyperus iria  

日当たりの良い畑地や湿地に普通に見られる1年草。やや叢生する。
有花茎は軟弱で3角柱形、高さ20〜60cm、下部に2〜3枚の根出葉がある。
葉は有花茎より短く幅2〜6mmで軟質、基部の鞘は膜質で汚褐色〜赤褐色。苞は葉身は4〜5枚、2〜3枚は花序より長い。
花序は複散房状。花序枝は細長く3〜6本、分花序の多くは斜上し、多数の小穂をつける。
小穂は斜開し、線形、長さ5〜15mm、黄色10〜20個の花をつける。
鱗片は広卵形、長さ1.5mm、中肋は緑色。 痩果は倒卵形、長さ1.2mm。花柱は極めて短く柱頭は3岐。
分布は本州、四国、九州、南西諸島、朝鮮半島南部、台湾、中国、他旧世界の熱帯地方。開花は6〜10月。

大宜見村 (左)2013.11 (右)2015.7.18


全草。葉鞘の基部、根が赤い。有花茎は30cm、苞葉の長いもので、29cm。
(右上)小穂は斜開し、10〜20個の花をつける。(右下)痩果は3稜形。鱗片の中肋は緑色で上部はわずかに突出する。
大宜見村 2015.7.18


名護市 2021.6.24

トップへ戻る

inserted by FC2 system