コバノカナワラビ(小葉の鉄蕨)

オシダ科 カナワラビ属
Arachniodes sporadosora


山地の林縁や林下で見られる常緑性のシダ。葉柄は長さ50cm以上で、わら色、下部は褐色で麟片が多い。 葉身は4回羽状深裂、胞子葉はやや背が高く直立して、小羽片がやや小さい。羽片は上部に行くに従って小さくなるが、頂羽片という まとまりはない。
分布は本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄 ・ 朝鮮半島、中国、台湾、マレーシア〜ニューギニア

(沖縄の物は小羽片の切れ込みが浅くて完全な4回羽状深裂にはならず、4回深裂で終わっているので、 北九州以北のコバノカナワビとは違いがある。:光田 重幸先生より)

2008.4.5

名護市 2012.3.19

胞子嚢群は葉脈に背性、裂片の中肋付近に付く。包膜は円腎形。
名護市 2011.10.9



伊平屋島 2013.11.20

伊平屋島 2013.11.20

嘉手納町 2019.9.2

嘉手納町 2019.9.2

=================== 県外のコバノカナワラビ ===================






長崎県 2016.4.14

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