コバノヒノキシダ(小葉の檜羊歯)

チャセンシダ科 チャセンシダ属
Asplenium sarelii

・石灰岩系の岩上や、石垣等に生える半夏緑性のシダ。根茎は短く斜上し、葉を叢生する。
・葉柄は長さ2〜10cmで、淡緑色で下部は黒褐色となり、麟片をつける。
・葉身は2回羽状復生〜3回羽状深裂、広披針形〜長楕円状披針形、先が尖り、下部の羽片はやや短くなる。黄緑色、普通は20cm以下。
・羽片は短柄があり、三角状披針形。小羽片は卵形。裂片は広倒披針形、基部は短い楔形。辺縁に少数の鋸歯がある。
・ソーラスは裂片に1〜3個互いに接近してつき、長楕円形。
・分布は本州(福島県以南)、四国、九州、種子島、朝鮮、中国、ベトナム。

奥多摩 2013.4.14

山梨県 2013.5.3

湿った岩壁に苔等と一緒に生える。(右)最終裂片の辺縁は、頂点側は歯芽縁、保管は全縁。
高知県 2023.5.10

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