キシュウスズメノヒエ (紀州雀の稗) 

イネ科 スズメノヒエ属
Paspalum distchum

海岸に近い水田、湿地に生える多年草。
稈の下方は地表を這い、節から発根し、先で枝分かれして直立し、高さ20〜40cm。
葉は柔らかく平らで無毛、長さ5〜10cm、幅4〜8mm。葉舌は高さ2mm程度で切形。葉鞘の口部に疎らな長毛がある。
花序は2個(稀に3個)の総からなり、長さ4〜9cm、中軸の下側に小穂が2列に並ぶ。小穂は長楕円形、長さ3mm。
第1包穎は鱗片状、長さ0.6〜1mm、第2包穎は膜質、小穂と同長。第1小花の護穎は長さ3mm。第2小花の護穎と内穎は平滑、やや革質、光沢が強い。
分布は本州(関東以西)〜琉球。アメリカ、アジアの熱帯に広く分布する。開花は7〜9月。

金武町 2018.9.23

金武町 2018.9.23

金武町 2018.9.23

金武町 2018.9.23

サワスズメノヒエは海岸、海辺の湿地、キシュウスズメノヒエは淡水の湿地に生える。


トップへ戻る


inserted by FC2 system