キクシノブ(菊忍)

シノブ科 シノブ属
Davallia repens  

・渓流など湿った岩上や樹幹に生える常緑性のシダ。
・根茎は長く匍ふくし、径1.5〜2.1mm、毛はなく密に鱗片をつける。・葉柄は長さ7cm、まばらに鱗片をつける。
・葉身は1回羽状全裂〜2回羽状深裂、広卵状三角形、長さ2.5〜10cm、幅2〜7cm、革質で無毛、緑色〜淡緑色、最下羽片が最大、 上方の羽片は浅裂からほぼ全縁、無柄か基部が中軸に流れる。
・胞子嚢群は小さく、裂片の辺縁につく。包膜は円形。分布は紀伊半島、四国東南部、九州南部、琉球。
屋久島 2017.5.19

葉身は最下の羽片が広い卵状三角形。シマキクシノブと比較すると葉の切れ込みが少ない。最下羽片の大きさや裂片の切れ込みも少ない。
屋久島2017.5.19

葉柄基部付近の鱗片はまばら。シマキクシノブにはたくさんの鱗片がある。
屋久島2017.5.19

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