キイレツチトリモチ(喜入土鳥黐)

ツチトリモチ科  ツチトリモチ属
Balanophora tobiracola

自然林のトベラ、シャリンバイ、ネズミモチ、などに寄生する雌雄同株の1年生寄生草本。草丈は3〜10cm。 根茎は肥厚し、数個集まってつく。花茎は多肉で淡黄色の鱗片を多数もつ。花穂は淡黄色で卵状長楕円形〜卵形、長さ2〜5cm、 表面に無数の小さな雌花があり、雄花は疎らにつき、花被片は3個、白い花粉をだす3個の葯がある。
分布は南九州〜奄美〜沖縄。開花は10〜12月。
和名は鹿児島県の喜入町で発見されたことから付けられている。
2006.1.22

花が咲いているのが見つかりました。
大宜味村 2008.1.6


(左)2009.11.15 (右)2008.1.6

(右)一つの個体に雄花と雌花がついている。


キイレツチトリモチの周りについている橙色のものは、
寄生するマダラメイガという蛾の幼虫から排出された糞である
大宜味村 (左)2017.1.17(右)2020.1.11

大宜味村 2020.1.11

(右側)雄花は単柄があり、花被片は3個、白い花粉をだす3個の葯がある。

国頭村 2021.12.26

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