自然林のトベラ、シャリンバイ、ネズミモチ、などに寄生する雌雄同株の1年生寄生草本。草丈は3〜10cm。
根茎は肥厚し、数個集まってつく。花茎は多肉で淡黄色の鱗片を多数もつ。花穂は淡黄色で卵状長楕円形〜卵形、長さ2〜5cm、
表面に無数の小さな雌花があり、雄花は疎らにつき、花被片は3個、白い花粉をだす3個の葯がある。 分布は南九州〜奄美〜沖縄。開花は10〜12月。 |
(右)一つの個体に雄花と雌花がついている。 キイレツチトリモチの周りについている橙色のものは、 寄生するマダラメイガという蛾の幼虫から排出された糞である |
(右側)雄花は単柄があり、花被片は3個、白い花粉をだす3個の葯がある。 |