キドイノモトソウ(城戸井之許草)


イノモトソウ科 イノモトソウ属
Pteris kidoi  

・石灰岩の岩上やその隙間に生える常緑性のシダ。根茎は斜上し、黒褐色の鱗片をつける。
・葉は二形になり胞子葉が高い。葉柄は淡緑色、向軸側は赤褐色を帯びる事がある。葉柄に翼はない。
・胞子葉は1回羽状複生、下部は2回羽状羽状で卵形〜狭い卵形、鋭先頭。側羽片は長楕円形〜披針形、ほぼ無柄、1〜2対(時に3対)、 栄養葉は2回羽状複生、披針形、先は鋭頭〜鋭尖頭。どちらも葉脈は遊離し、二叉分岐し辺縁に達しない、偽脈がある。
・胞子嚢群は胞子葉の辺縁に出来、線形。
・分布は中国地方、四国(高知県)、九州。
福岡県 2016.4.17

胞子葉(左)と栄養葉(右)
福岡県 2016.4.17

胞子葉(左)の最終裂片の辺縁は反転して偽包膜となる。栄養葉(右)の最終裂片の辺縁は硬く細かい鋸歯縁。
羽片の葉脈は遊離、二叉し、辺縁には届かない。どちらにも偽脈が見られる。(画像は不鮮明ですが偽脈がみられた)
福岡県 2016.4.17

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