ケホシダ(毛穂羊歯)

ヒメシダ科 ヒメシダ属
Therypteris parasitica

林縁や山地の路傍によく見られる常緑のシダ。葉に毛が多い。根茎は短く匍ふくし径は3.8〜4.6mm。
葉柄は長さ35〜50cm、淡緑〜淡褐色、基部には茶褐色で早落性の鱗片がある。
葉身は2回羽状中裂、卵形〜三角状長楕円形、先は鋭頭〜鋭尖頭、柔らかい紙質で黄緑色で全体に半透明の毛を密につける。 葉脈は裂片の基部が隣のものと結合し、小脈は単状。側羽片は線状披針形でほぼ無柄。 ソーラスは裂片の中肋と辺縁の中間〜やや辺縁寄りで円形、包膜は円腎形、有毛。
分布は本州(神奈川県)四国(愛媛、高知県)九州〜琉球列島、朝鮮、中国、台湾、南アジア等。

国頭村 2016.9.2

→葉柄基部には早落性の鱗片がある。
↓根茎は短く匍ふくする。(画像の根茎は途中で切断しています。)
国頭村 2016.9.2

葉身は2回羽状中裂。先は鋭頭〜鋭尖頭、頂羽片は小さいか、目立たない物もある。最下羽片はあまり小さくならない。
国頭村 2016.9.2

側羽片は線状披針形、ほぼ無柄。
国頭村 2016.9.2



→葉脈は裂片の基部が隣のものと結合し、小脈は単状。

↓→ソーラスは裂片の中肋と辺縁の中間〜やや辺縁寄りで円形、
主脈の両側に2列に並び、基部は葉脈が隣のものと結合した所に出来る。
包膜は円腎形、有毛。
国頭村 2016.9.2

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