カワリウスバシダ

ナナバケシダ科 ナナバケシダ属
Tectaria phaeocaulis

山地の渓流沿いなどに見られる常緑性のシダ。高さは80cm位。別名ウスバカワリシダ、クログキシダ。
カレンコウアミシダやミカワリシダに比べて羽片の数が多く、翼のないのも特徴。根茎は短く横走又は斜上する。麟片は三角状披針形、 濃褐色で片縁に淡色の部分があり、全縁。葉柄は葉身とほぼ同長、茶褐色で光沢があり、基部には麟片がある。
葉身は基部では2回羽状復生し、卵状長楕円形、長さ80cm。中軸は茶褐色、上面には密に毛がある。小羽片は数対、最下のものが最大。 胞膜は円形、胞子嚢群は葉裏全体に散在し、遊離小脈に頂生する。

このシダの仲間はソーラスのある所が葉の表面にボタンのように飛び出すから
英語ではボタンファーンというそうです。シダの先生に教えて貰いました。
国頭村 2007.12.9

国頭村 2007.12.9



国頭村 2007.12.9(左)  国頭村 2010.10.11(右)

名護市  2012.3.14

2012.3.14

葉脈は網状、遊離小脈があり、胞子嚢群は遊離小脈に頂生する。包膜は円腎形で無毛。
2012.3.14

根茎の様子と葉柄基部の麟片。
国頭村 2013.7.20

国頭村 2015.10.3

葉脈は網状、遊離小脈があり、胞子嚢群は遊離小脈に頂生する。
国頭村 2015.10.3

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