山地の湿った林床や渓流沿い等に生える常緑性のシダ。 ・根茎は短く斜上して葉を叢生し、三角状披針形で暗褐色〜黒色の麟片をつける。 ・葉柄は長さ40〜60cmで暗紫色〜黒色、光沢があり、全面に微毛があり、基部に麟片がある。 ・葉身はほぼ五角形、不規則に2回羽状深裂〜複生、2〜4対の側羽片を持ち、最下羽片は長い柄があり、少数の小羽片が遊離することもある。 ・ソーラスは裏面に散在し円形、脈が網目に結ぶ所につくが、遊離小脈に頂生する事もある。 |
根茎の鱗片は長さ15mm、幅1.3mm、 この写真の葉柄基部の鱗片も10mm程度あった。 良く似たミカワリシダより長いのが違いである。 葉柄全面に微毛がある。 西表島 2015.2.16 |