カラスキバサンキライ (唐鋤葉山帰来)

サルトリイバラ科(←ユリ科) カラスキバサンキライ属  
Heterosmilax japonica


  石灰岩の林から山地に生える蔓性藤本で他の物に絡まって伸び、長さ5〜10m。 茎には棘がない。
葉は互生し卵形、長さは5〜18cm、先端から2本のまきひげを出す。
花は淡黄色をした小さい花で葉腋から出る傘状花序に集まって咲く。 雌雄異株。雄花は筒状、雌花はつぼ状になる。
液果は球形、黒色。分布は屋久島〜琉球。開花8〜10月。
左右共雌株 西表島 2010.6.4

名護市 2006.12.23

始め気がつかなかったがこの子房の膨らんだ先に有るのが花なんだそうだ。花の詳細はまだ良く見ていません。
(追記:雌株で子房の先に白い柱頭が見えている。花被は淡緑色で筒状にゆ合している)
2013.5.27

2013.5.27

(雌株)
糸満市2016.5.14

果実
西表島 2018.10.17

雄花
西表島 2018.10.18

@果実  A雄花  B下が雌株(果実)上が雄株(これで開花中) C雄花の断面図。肉厚のツボ状の花被片の中で開花している。
西表島 2018.10.18

トップへ戻る

inserted by FC2 system