カンシノブホラゴケ(寒忍洞苔)

コケシノブ科 アオホラゴケ属
Cephalomanes thysanostomum


山地の湿った岩壁等に着生する大型のコケシノブ。根茎は直立し、先端は黒褐色の刺状麟片で覆われる。
葉柄は灰褐色、基部近くまで狭い翼がある。
葉は卵形で4回羽状深裂、先が尖る。葉面の長さ20〜30cm、幅10〜16cm。葉脈は遊離、小脈は単条。
羽軸の翼は極めて狭い。側羽片は広披針形短柄があり、15〜17対。裂片は全縁。
胞子嚢群裂片先端の脈端につき、線状倒披針形、コップ状で唇部は全縁、凹形又は切型、狭い翼がある。
分布は琉球列島(石垣島、西表島)

西表島 2013.10.29

繊細で美しいシダです。
西表島 2013.10.29

根茎は極めて短く先端は黒褐色の刺状麟片で覆われ、根は太く黒色。葉柄の上部には狭い翼がある。
西表島 2013.10.29

西表島 10.6.5

西表島 10.6.5

この場所のものはまだ若い個体の集まりでソーラスはついていなかったが、小さくても美しい姿だった。
西表島 2015.2.17

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