カンガレイ (寒枯藺) 

カヤツリグサ科 ホソガタホタルイ属
Schoenoplectus triangulatus

沼地や水田等に生える多年草。根茎は短く、叢生し、大株となる事がある。
有花茎は高さ50〜120cm、横断面は鋭3稜形、平滑で濃緑色。
苞は葉身は有花茎に続き、長さ3〜10cm、斜上する。
花序は仮側し、無柄の小穂が4〜20個密着してつく。小穂は長卵形で長さ1〜2cm、鋭頭で淡緑色。鱗片は密に圧着し、 卵形、長さ4〜5mm、上部の縁はざらつく。
痩果は広卵形、長さ2〜2.5mm、横断面は扁3稜形。刺針状花被片は5〜6本、長さは痩果の1.5〜2倍、下向きにざらつく。 葯は線形で長さ2.5mm。柱頭は3岐する。
分布は北海道〜南西諸島。花期は7〜10月。

金武町 2018.11.21

(左)小穂は無柄。(右)痩果は広卵形、長さ2〜2.5mm。刺針状花被片は5〜6本、長さは痩果の1.5〜2倍。
金武町 2018.11.21

国頭村 2013.9.27

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