山地樹林下や林縁にはえる常緑性のシダ(北の方では夏緑性)。 根茎は長く這うので葉はそれぞれ単独で地中から出ている。 葉柄はわら色だが古い部分は暗褐色、基部に麟片はなく匍匐枝を出す。羽軸、小羽軸には翼がある。 葉身は長楕円形〜三角状長楕円形、先は鋭頭で基部が 一番幅広く、3〜4回羽状複生、下部の羽片は三角状長楕円形、基部は切形で無柄、葉面の長さは50〜100cm。 胞子嚢群は裂片の片縁近くにつき裸出、包膜はない。 分布は本州、四国、九州、琉球列島(沖縄島以北) |
ソーラスの様子。 良く似たセイタカイワヒメワラビは、 葉の歯片にソーラスの一部が覆われている。 イワヒメワラビのソーラスは見かけ上面生で、覆われる事がない。 セイタカヒメワラビは葉の切れ込みが深く、大型なわりには葉質が 薄い感じがするる。個体数が少なくなかなか見つけられない。 国頭村 2013.8.11 |