イワガネゼンマイ(岩ケ根蕨)


イノモトソウ科 イワガネゼンマイ属
Coniogramme intermedia

・山地林下に生える常緑性のシダ。根茎は短く匍ふくし径5〜8mm。
・葉柄は葉面の長さとほぼ同長で40〜50cm、淡緑色で紫褐色を帯びる事がある。
・葉身は卵状長楕円形、基部は2回羽状、上部は単羽状に分岐し、側羽片に似た頂羽片がある。
・側羽片は披針形、有柄、辺縁は鋸歯縁、先端は急に細くなり尾状。葉脈は遊離、側羽片は1〜2回分岐。
・胞子嚢群は葉脈の脈上(中肋に接してつき、末端は辺縁から5mm前後離れた位置で一直線上に揃う。
・分布は北海道〜九州(屋久島まで)表面は裏面に毛のあるのが ウラゲイワガネ。両面有毛の物はチチブイワガネ。
長崎県 2016.4.14

葉脈は遊離した後は結合しない、辺縁には達せず、鋸歯の中で止まる事が多い。
(左)長崎県 2016.4.14 (右)岩手県 2017.6.27

(中)葉柄は淡緑色で紫褐色を帯びる事がある。(左)各羽片の先端は尾状に伸びる。
宮城県 2017.6.27

高知県 2023.5.11

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