低山の森林、石灰岩の山にみられる常緑高木。樹高は15〜20m。樹皮は灰白色〜灰褐黒色で平滑だが後に鱗片状に剥離する。 葉は互生し、厚い革質、倒卵状長楕円形〜楕円形、長さ3〜8cm、両端は尖り、全縁〜まれに上端付近に1〜2個の鋸歯が見られる。 葉面には通常いぼ状の虫えいが出来る。 葉腋の穂状花序は長さ2〜3cm、紅褐色の小型の花を密につける。花弁はなく雄蕊は5個、葯は大型で赤色。 室果は卵形で長さ1cm、 先端から2裂し、表面には黄褐色の星状毛があり、種子は2個、光沢のある黒色。 分布は近畿以南西〜沖縄各島。開花は12〜1月? |