イスノキ(柞の木)

マンサク科  イスノキ属
Distylium racemosum

低山の森林、石灰岩の山にみられる常緑高木。樹高は15〜20m。樹皮は灰白色〜灰褐黒色で平滑だが後に鱗片状に剥離する。
葉は互生し、厚い革質、倒卵状長楕円形〜楕円形、長さ3〜8cm、両端は尖り、全縁〜まれに上端付近に1〜2個の鋸歯が見られる。 葉面には通常いぼ状の虫えいが出来る。
葉腋の穂状花序は長さ2〜3cm、紅褐色の小型の花を密につける。花弁はなく雄蕊は5個、葯は大型で赤色。
室果は卵形で長さ1cm、 先端から2裂し、表面には黄褐色の星状毛があり、種子は2個、光沢のある黒色。
分布は近畿以南西〜沖縄各島。開花は12〜1月?


国頭村 2016.1.9

(右)樹皮は古くなると赤みがかって見える。
国頭村 2016.1.9

花弁はなく、赤く見えるのは葯。雄蕊は下方に出来るが此処には写っていません。
国頭村 2016.1.9

国頭村 2016.1.9


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