海岸の石灰岩の上、潮風や波しぶきのかかる厳しい環境に育つ多年草。 茎は分岐して斜上又は倒伏し長さ15〜40cm。根生葉はへら形で無柄、長さ1〜4cm、幅4〜10mm、先は丸く全縁で縁に粗毛がある。 茎葉は多数でへら形、長さ18〜32mm、幅3〜5mm、先は鈍く尖り、上部の葉は次第に小さくなり、花の下では包状になる。 頭花は単性〜疎らな散房状で、薄青紫色。総包は半球形で幅18〜20cm、長さ7〜9mm、包片は2列でやや同長、緑色で披針形、 背面に1脈、無毛〜微毛。周縁花は粗毛があり、冠毛は長さ10〜16mm、中心花は長さ4.5mmで5歯性。痩果は扁平な倒卵形。 分布は奄美〜沖縄の西海岸で固有種。開花期はかなり範囲が広く、夏場から冬の1月。 |