マングローブ林やその近くの湿地や溝などに稀に生える長さ1〜2mの常緑性シダ。 茎は匍匐、短く斜上又は直立し、鱗片をつける。葉柄は時に長さ1mに達する。葉は部分二形。 葉身は頂羽片の独立した単羽状。狭長楕円形。胞子をつけない側羽片は斜上し、長さ2.5cmの柄をもち狭楕円形。 胞子嚢は下部の羽片にはつかず、頂羽片と上部の側羽片の裏側一面にびっしりとつく。 分布は八重山諸島(西表島)日本には1種。与那国島で見たものはミミモチシダとしています。 |
八重山諸島のミミモチシダの中で、西表の個体群は4倍体である事が知 られ、イリオモテミミモチシダと仮称されている。 4倍対はミミモチシダとトガリバミミモチシダ(日本には分布しない) との雑種である事が遺伝子解析から示唆されている。 (日本産シダ植物標準図鑑より) 今迄ミミモチシダとしていた物の中で西表島で見たのは、本種(仮称) としました。 |