イヌタマシダ

オシダ科 オシダ属
Dryopteris hayatae


山地渓流の岩に着生する常緑性のシダ。全体に小型でナガバノイタチシダに似る。
根茎は塊状だが小さく、葉身は披針形〜卵状披針形、先端に向けて
次第に幅が狭くなり鋭尖頭。葉柄は葉身と同長かそれより長く、
葉柄下部の麟片は披針形、褐色で全縁。葉面の長さは15〜50cm
幅5〜13cm。、羽片の先端は尾状、小羽片は2〜3対独立する。
ソーラスも小さく、包膜は円腎形でもろく径1mm。熟すると、
不規則に縦に2〜3裂する。
分布は九州南部から沖縄、宮古、石垣、西表、台湾。
2013.1.13

2012.7.18

包膜は円腎形でコウモリ傘状に着き、縦に2〜3裂に割れやすい。
2012.7.18

2012.8.24

国頭村 10.2.7
2012.11.3

若い包膜に微毛があった。(左)2012.11.3 (右)2013.1.12

トップへ戻る

inserted by FC2 system