イヌケホシダ(犬毛穂羊歯)

ヒメシダ科 ヒメシダ属
Thelypteris dentata

低地の林縁等のやや湿った所に生える常緑の多年生。良く似たホシダやケホシダと混生している事が多いが、イヌケホシダは根茎は短く匍匐〜直立する。
葉身は広披針形で、中央部が幅広く、上下両方へ向けて次第に狭くなっていく。頂羽片ははっきりしない。
羽片の基部は広い楔形か切形、無柄か短柄がある。裂片は四辺形で円頭。両面共にやや密に毛がある。
胞子嚢は列片の辺縁と中肋の間に付き、包膜は円腎形で密に毛がある。
分布は本州(関東地方以西)四国、九州、琉球列島。他の栽培植物に混ざって持ち込まれて逸出した物も多いそうだ。

国頭村 12.3.14

上下両方に向けしだいに狭くなり、頂羽片ははっきりしない。
国頭村(左・中)2012.4.15 (右)2012.4.26

触った感じはホシダより柔らかいが、ケホシダほどではない。
胞子嚢は列片の辺縁と中肋の間に付き、円腎形で密に毛がある。国頭村 2012.3.14

国頭村 2012.3.14

西表島 2015.2.17

トップへ戻る



inserted by FC2 system