低地の林縁等のやや湿った所に生える常緑の多年生。良く似たホシダやケホシダと混生している事が多いが、イヌケホシダは根茎は短く匍匐〜直立する。 葉身は広披針形で、中央部が幅広く、上下両方へ向けて次第に狭くなっていく。頂羽片ははっきりしない。 羽片の基部は広い楔形か切形、無柄か短柄がある。裂片は四辺形で円頭。両面共にやや密に毛がある。 胞子嚢は列片の辺縁と中肋の間に付き、包膜は円腎形で密に毛がある。 分布は本州(関東地方以西)四国、九州、琉球列島。他の栽培植物に混ざって持ち込まれて逸出した物も多いそうだ。 |