イヌホシダ(犬穂羊歯)

ヒメシダ科 ヒメシダ属
Thelypteris acuminata var.kuliangensis

ホシダの変種で、同様な環境に育つ。羽片の長さが8cm以下で、先端が急に狭くなって鋭頭、全体に小型、羽片も2〜6対と少なく、 根茎もやや短くて葉が込み合ってつく。

西表島 2015.2.14


ソーラスが付いたものが見当たりませんでした。ホシダの幼形成熟(ネオテニー)的なものという意見も
あるそうですが石垣や岩上ではけっこう胞子をつけ、別種への進化の途上にあるそうです。
西表島 2015.1.30

沖縄島の北部の海岸に近い場所で群生していました。近くの山の入り口も同じくイヌホシダばかりだった。
国頭村 2016.3.4

ソーラスの付いた葉が見つかりました。胞子葉はやや大きく羽片も長くホシダに似てくるが、
羽片の先が急に細くなったものにもソーラスの付いたものもあった。
国頭村 2016.3.4

根茎はホシダと同様に這う。
国頭村 2016.3.4

胞子嚢群をつけた葉がホシダの群生の中に見つかったが、胞子嚢群の付かない葉に比べて一回り大きく、
羽片の先の所で急に細くなり尖って見え、 ホシダに似ていた。左の物は胞子嚢群はついていない。
国頭村 2023.8.27


トップへ戻る

inserted by FC2 system