イヌガンソク(犬雁足)


コウヤワラビ科 イヌガンソク属
Onoclea orientalis 

・山地の林下、路傍に生える夏緑性のシダ。分布は北海道〜九州。葉は二形。
・根茎は短く、匍ふくするか、斜上、鱗片は長さ2cmの披針形、淡褐色で全縁、光沢がある。
・栄養葉は葉柄が長さ20〜80cm、わら色で疎らに鱗片がある。葉身は卵状楕円形、単羽状、長さ30〜80cm、 基部はやや狭くなり、切形で短柄があり、浅裂〜中裂。
・胞子葉は短く枯葉は冬も残る。葉身は単羽状、羽片は裏面に反り返り、無柄、辺縁は内側に深く巻込み棒状となり、先端に胞子嚢群をつける。
・胞子嚢群は羽軸の両側に1列に並び薄い包膜に覆われ、裏面に巻き込む葉面に包まれる。
北海道 2013.6.12

(左)北海道 2013.6.12 (右)長野県 2012.6.4

神奈川県 2018.5.30

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