イノデ(猪手)

オシダ科 イノデ属
Polystichum polyblepharum 

・本州、四国、九州に分布する常緑性のシダ。広葉樹林下、原野や山麓に生える。
・根茎は短く斜上し、塊状となり、麟片をつける。
・葉柄は長さ10〜25cm、密に麟片をつける。葉柄基部の麟片は狭披針形〜広披針形、褐色〜赤褐色又は黒褐色。片縁に不規則な突起がある。
・葉身は2回羽状複生、披針形で鋭頭、小羽片は鈍頭〜鋭頭、先端は芒状になり、後側の辺縁に小さい鋸歯がある。
・胞子嚢群は小羽片の辺縁と中肋の中間につき、包膜は全縁。  ⇒ブログ
高尾山 2013.5.16

高尾山 2013.5.16

高知県 2023.5.11

(左)羽片の上側の第一小羽片は深裂。他の小羽片の基部は上側が耳状になり、下側はくさび型。
(右)葉柄基部の麟片は狭披針形〜広披針形、片縁に不規則な突起がある。
高知県 2023.5.11

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