イモネヤガラ(芋根矢柄)

ラン科 イモネヤガラ属
Eulophia zollingeri

石灰岩地の常緑広葉樹林下でみられる葉をつけない菌従属栄養植物、根茎は塊状又は球状となり太い根を多数出す。
直立する花茎は高さ40〜80cm、径7~8mm、無毛で淡紫色、基部には麟片がある。鱗片葉は長楕円形で鈍頭。
茎頂の総状花序には紫褐色の花を20〜30個つける。苞は広線形、長さ1.5〜2.5cm、幅1.5〜2.5mm、鋭尖頭。萼片は倒卵状長楕円形、 長さ2cm、幅8mm、急鋭尖頭。側花弁は倒卵形、萼片より短く、鈍頭。唇弁は萼片より少し短く倒卵形で3裂し、内面には乳頭状突起があり、白い粗毛がある。
分布は大隅半島南部、種子島、〜沖縄、熱帯アジア〜オーストラリア北東部。 開花は5〜6月。

名護市 2008.10.18

今帰仁村 2008.6.14

 花は赤褐色で一つの株に9個ついていました。褐色の花はとても美しく、近くには高さ80cm位の高さの株もあった(下右)
名護市 2007.6.9

石垣島 2013.5.25

国頭村 2016.6.4

大宜味村 2016.6.4

(左)結実した花。(中)鱗片。(右)芋と根が見える。
国頭村 2016.6.4

石垣島 2019.6.21

うるま市 (左・中)2023.6.8 (右)2023.5.28


うるま市 (左)2023.6.8 (右)2023.5.28

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