イヘヤヒゲクサ(伊平屋髭草)

カヤツリグサ科 ノグサ属
Schoenus calostachyus

・日当たりの良い原野、荒地に生える多年草。根茎は束生し、匍枝を出さない。
・有花茎は高さ70〜90cmで硬く、平滑無毛、円形、中央部に1〜2枚の線状の葉をつける。
・葉は線形で硬質、扁平、縁はざらつき茎より短い。基部の鞘は黒赤色。
・分花序は各節に1〜3個つき、小穂は5〜10個、柄は長さ2〜8cm、苞の鞘は黒赤色。
・小穂は披針形、長さ2〜2.5cm、9〜12個の鱗片を2列に配列する。
・分布は沖縄県(伊平屋島、伊是名島)

伊是名島 2014.10.8

伊是名島 2014.10.8

伊是名島 2015.9.16

小穂は披針形、長さ2〜2.5cm、9〜12個の鱗片からなる。
鱗片は披針形、長さ1〜2cm、硬室で竜骨があり、上部の縁には白毛がある。

伊是名島 2015.9.16

痩果は鎌状倒卵形、3稜形、長さ3mm、表面には皺が多く、小孔がある。
刺針は5〜6個、上向きにざらつく。柱頭は3岐する。

伊是名島 2015.9.16

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