イブスキイノモトソウ(指宿井之許草)


イノモトソウ科 イノモトソウ属
Pteris x namegatae  

・民家の周辺や低地の路傍の石垣、井戸の周辺等に生える常緑性で、イノモトソウリュウキュウイノモトソウの交雑種。
・根茎はリュウキュウイノモトソウだと短く、イノモトソウだと匍ふくするので密集した生え方になりますが、この場所ではその両方の生え方が見られました。
・葉は二形、羽片の基部が中軸に流れて翼になるが途中で途切れる事が多く、両親の中間的な姿になる。
・分布は両親の自生地と重なる所なので九州(鹿児島県)〜琉球列島(沖縄島以北)
胞子葉の頂羽片が長くリュウキュウイノモトソウに見えたが羽軸に翼が見られた。
鹿児島 2017.5.16

側羽片はリュウキュウイノモトソウだと(胞子葉)1〜2対、(栄養葉)1対。イノモトソウだと(胞子葉)4〜5対、(栄養葉)2〜3対。
胞子嚢群は線形で、羽片の辺縁が反転して偽包膜となった中につく。
鹿児島 2017.5.16

鹿児島 2017.5.16

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