ホザキヒメラン(穂咲姫蘭)

ラン科 ホザキヒメラン属
Crepidium ophrydis

山地の自然林内に生える高さ20〜40cmの多年草。茎は高さ10cm位で肥厚し、葉は4〜5枚つき、長楕円状楕円形〜卵形、長さ12〜22cm、幅4〜7cm。 葉柄は幅広くて長さ4〜7cmの葉鞘部があり、やや紫色をしている。
花茎は高さ20p程度、花軸は長さ5〜20cm。花は小型で密生し、包は長さ5cm位で反曲する。茎頂に高さ20cm位の総状花序をつけ淡黄緑色または紫褐色の小花を多数つける。萼片と花弁は前方に湾曲し、上方萼片は長さ3mm、幅1mm、側萼片は長さ3mm、幅1.5mm。花弁は長さ3.5mm、幅0.5mm。唇弁は長さ、幅ともに2mm位、3裂し、中央裂片は狭い。
分布は沖縄島、石垣島、西表島、与那国島。開花は6〜9月。

別な花が目的で出掛けた西表でしたが、近くでこの花の開花も見る 事が出来ました。林道わきの 土手の
やや高めの場所だったので、望遠レンズで花のアップも撮るつもりが風に負けてしまって残念だった。
西表島 2011.7.23

12月に西表を訪れた時に種がびっしりついた株をみました。また花の季節に撮影出来たらと思っています。
西表島 2011.12.26

↑の場所へ行ってみたら、蕾が上がっていて、下の方から咲き始めていました。
西表島 2013.7.29

沖縄島北部で見つかった本種は花の色が赤紫褐色でした。

2013.6.16

2013.6.22


2013.6.23


咲き始めたばかり。西表島 2014.7.26

過去の自生地を探して一株を確認した。まだ小さく草丈8cmだった。
国頭村 2023.9.3

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