ホソバカナワラビ(細葉鉄蕨)

オシダ科 カナワラビ属
Arachniodes exilis


・山地林床に生える常緑性のシダ。根茎は長く横走し、赤褐色の麟片をつける。
・葉は二形で胞子葉は栄養葉より大きく立上がる。
・葉柄はわら色で基部は褐色で鱗片が多い。葉身は三角状長楕円形、2〜3回羽状複生、4回羽状深裂。羽片は5〜10対で最下羽片が最大、 上の方は次第に短くなり、長羽片がはっきりする。最下羽片の下向きの第一小羽片は著しく伸びる。
・胞子嚢群は裂片の中肋近くにつき円形、包膜は円腎形。
・分布は本州(関東地方以西)、四国、九州、琉球列島(沖縄島以北)、朝鮮、中国、台湾、南アジア、東南アジア。

横走する根茎があるので大きな群落を作る事が良くある。
 伊平屋島 2013.2.12

 伊平屋島 2013.2.12

 伊平屋島 2013.2.12

 屋久島 2017.5.17

屋久島でも海に近い河川付近の林の中で大きな群落が見られた。
 屋久島 2019.6.30

 屋久島 2019.6.30

トップへ戻る

inserted by FC2 system