暗い林下や林縁で見られる多年草の腐生植物。地下に白色の根茎があり、細かい側根を疎らにつける 地上径は高さ3〜13cm、径0.5mm以下。葉は鱗片状で長さ約1.5mm以下、茎と共に紫褐色。 総状花序は長さ0.5〜2cmで花は4〜15個、上部に雄花、下部に雌花をつける。 雄花は径2mm、花被は紫紅色で深く6裂し、丸く反り返り、 裂片の内3個は先が細く伸び先端に球状の付属体をつける。雄しべは3個、葯は横方向に長く、葯隔から針状の付属突起が伸び花被片の約半分の長さになる。 雌花は径約1.5mm花被は6裂、心皮は多数で球状に集まっている。花柱は糸状で長さ約0.7mm。 果実は多数の心皮が集まった径約2mmの球形の集合果となる。 分布は本州(宮城県)〜琉球。開花は春〜秋。 |