ホコザキノコギリシダ

メシダ科 ノコギリシダ属
Diplazium×yaoshanense

山地樹林下に生える。常緑性。根茎は長く横走し、暫し群落を作るが自生はすくない。両面無毛。
葉身は1回羽状で卵形〜広卵形、上部の側羽片は急激に小さくなり、はっきりした頂羽片状となる。
葉面の長さ30〜40p、葉柄は長さ30〜50cm、わら色で基部は暗色で長さ7mm位の麟片が疎らにある。
葉はやや込み合ってつき、触るとカサカサした感じで厚紙質〜革質。葉裏はやや白っぽい。
胞子嚢群は線状弓型で羽軸と辺縁の間(中肋寄り)に並ぶ。
分布は琉球列島(沖縄島)、中国(広西)、ベトナム。
ホソバノコギリシダとイブダケキノボリシダの雑種(日本シダ植物標準図鑑)

国頭村 (左)2012.3.24 (右)2013.7.14

国頭村 2012.3.24

側羽片は狭披針形であまり鎌状にはならず、基部はくさび形〜円形。下部は有柄。辺縁は鋸歯がある。
国頭村 2012.3.24

胞子嚢は線状弓型で羽軸と辺縁の間に中肋よりに並ぶ。
国頭村 2012.3.24

国頭村 2022.8.8

鱗片は暗色で長さ7mm位、疎らにつく。下部の羽片には6〜7mmの柄がある。
国頭村 2022.8.8

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