ヒナヨシ(雛葦)

イネ科 ダンチク属
Arundo formosana


断崖から下垂して生える多年生草本。
根は木質状で硬く、疎らに分岐し、長さ50〜100cm、径2〜5mm。 葉は線形、長さ10〜20cm、幅5〜15mm、先は次第に細くなり鋭尖、基部は円形、粉緑色で両面無毛平滑、辺縁はざらつく。 鞘には多数の隆起した縦条があり、口部と共に無毛。葉舌は長さ2mm位。
円錐花序は長さ10〜30cm、やや密に小穂をつけ、小穂は狭披針形。
分布は八重山諸島〜台湾。夏に開花する。
西表島 2013.10.29

葉は線形、長さ10〜20cm、幅5〜15mm、先は次第に細くなり鋭尖、基部は円形、粉緑色で両面無毛平滑、辺縁はざらつく。
西表島 2013.10.29



円錐花序は長さ10〜30cm、やや密に小穂をつける。小穂は狭披針形、長さ芒と共に7〜8mm、包頴は小穂と同形、3脈あり、長さ3〜6mm。 護頴は狭披針形、3〜5脈、薄膜質、長さ4mm、先端に3〜4mmの芒がある。
西表島 (左)2017.1.5 (右)2013.10.29

西表島 2017.1.5


包頴は長さ3〜6mm。同属のダンチクの包頴は長さ8〜10mm。
(左)根元にヤエヤマスミレが生えていた。西表島 2017.1.5


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