ヒメシシラン

イノモトソウ科 シシラン属
Vittaria anguste-elongata

山地広葉樹林下の樹の幹上や岩上に生える常緑性のシダ。根茎は匍ふくし、やや細く密に麟片と根をつける、麟片は線状、暗褐色〜ほぼ黒色で格子状、 全縁に近いか微鋸歯縁、長さ3mm位。
葉柄ははっきりせず、葉身は線状、多少ねじれ、長さ8〜30cm、幅3〜4mm、革質〜硬質で中肋がはっきりせず、 葉脈も表面から見えない。 葉縁が巻きこんでいる事が多い。胞子嚢群は葉縁の溝に生じ、ふつう葉の全長につく。 分布は沖縄島、石垣島、西表島、魚釣島、台湾、フィリピン。

国頭村 2013.1.23


麟片は線状、暗褐色〜ほぼ黒色で格子状。
国頭村 2013.1.23

石垣島では大きなイタジイの樹幹に着生する。
石垣島 2015.7.30

石垣島 2015.7.30

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