ヒメカナワラビ(姫鉄蕨)(キヨズミシダ)

オシダ科 イノデ属
Polystichum tsussimense

・低地の山林内の湿った斜面や沢に近い岩場に生える。根茎は根茎は短く斜上し、鱗片がある。
・葉柄は葉身とほ等同長、長さ60cm。基部の鱗片は広披針形〜披針形褐色で中心部が黒くなる事があり、辺縁は突起毛がある。中部より上の鱗片は線状披針形〜線形、黒褐色〜黒色。
・葉身は2回羽状複生、披針形。羽片は線状披針形、20〜26対、単柄があり、基部は前側に耳上突起があり、後ろ側はくさび形。 小羽片は先端が刺状、辺縁は前列か浅裂する。
・胞子嚢群は葉身の下部中軸よりから外に向けてつき、小羽片の中肋寄りにつく。包膜は全縁から波状縁。
・分布は本州(福島県以南)四国、九州
高尾山 2013.5.17

高尾山 2013.5.17

高尾山 2013.5.17

基部の鱗片は広披針形〜披針形褐色で中心部が黒くなる事があり、辺縁には突起毛がある。(未確認)
山口県 2013.11.16

(メモ)よく似るオオキヨズミシダはオニイノデとヒメカナワビの中間的で、羽片基部以外の小羽片が羽軸に沿着する。
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