ヒメイタビ(姫崖石榴)

クワ科 イチジク属
Ficus thunbergii 


石垣や岩壁、樹幹を蔦って伸びる常緑の低木。枝は多数分岐して、葉柄と共に赤褐色の軟毛を生ずる。
葉は狭卵形〜広卵形、 長さ1〜5cm、幅1〜2cm、先は鈍く尖り、基部はやや円形、若い葉は上面には軟毛が見られ、下面は細脈が隆起し、脈上に開出する褐色の短毛があり、 側脈は5〜6対。葉柄は5〜10mm。
無花果は球形で径5〜17mm、種子は円形〜楕円形、長さ1〜2mm。 分布は関東以西以南〜沖縄。


国頭村 2016.5.24

(左)エゴノキに絡むヒメイタビ。(右)無花果は球形で径5〜17mm。
国頭村 2016.5.24

若い葉の縁には疎らな鋸歯が見られる事がある。上面には軟毛が見られ、下面脈上に開出する褐色の短毛がある。
東村 2016.6.4

名護市 2016.7.14

葉の縁が下面に向いて巻き、側脈は5〜6対、主脈との角度が50〜60度。(オオイタビの葉は角度が30〜40度)
名護市 2016.7.14

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