山地渓流近くの湿った岩の隙間や上に、林縁や草地の影の湿った陽の当らない所等でみられる常緑性のシダ。 根茎は長く横走し、間隔をおいて葉をつける。葉柄はわら色で有毛。 葉身は葉は披針形、2回羽状浅裂〜全裂。羽片は4〜8個位の裂片に切れ込み、円頭。大きいものにはごく短い柄がある事がある。 胞子嚢群は裂片に1〜4個つき、円形〜楕円形、包膜は 円腎形〜馬蹄形。小型のコハシゴシダとよく似ていて区別が難しい事もあります。(コハシゴシダは最下前側の裂片が独立する) 分布は本州(伊豆半島以西)、四国、九州、琉球列島(沖縄島以北)中国、台湾、フィリピン。 |