ヒメハシゴシダ (姫梯子羊歯)

ヒメシダ科 ヒメシダ属
Thelypteris cystopteroides


山地渓流近くの湿った岩の隙間や上に、林縁や草地の影の湿った陽の当らない所等でみられる常緑性のシダ。
根茎は長く横走し、間隔をおいて葉をつける。葉柄はわら色で有毛。
葉身は葉は披針形、2回羽状浅裂〜全裂。羽片は4〜8個位の裂片に切れ込み、円頭。大きいものにはごく短い柄がある事がある。
胞子嚢群は裂片に1〜4個つき、円形〜楕円形、包膜は 円腎形〜馬蹄形。小型のコハシゴシダとよく似ていて区別が難しい事もあります。(コハシゴシダは最下前側の裂片が独立する)
分布は本州(伊豆半島以西)、四国、九州、琉球列島(沖縄島以北)中国、台湾、フィリピン。

海岸近くの湿った草地の中で見たもので、葉にやや厚みがありました。
国頭村 2013.1.6

山地渓流沿いで。葉身は4〜5cm。
国頭村 2013.1.28

コハシゴシダとの中間位の大きさで、こちらはあまり自信がない。
東村 09.5.2

屋久島では小さく弱々しい物が苔と一緒にあった。
屋久島 2019.6.1

屋久島 2019.6.1

屋久島 2019.6.1

屋久島 2019.6.1



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