ヒメゴウソ (姫郷麻)・アオゴウソ 

カヤツリグサ科 スゲ属 アゼスゲ節
Carex phacota

湿地や湖畔に生える多年草で叢生する。有花茎は高さ25〜50cm、鋭3稜形でざらつく。
葉は有花茎とほぼ同長、裏面に乳頭状突起を密布し、粉白色、幅2.5〜5.5cm、縁はざらつく。基部の鞘は褐色。
苞は葉状、長さ5〜15cm。頂小穂は雄性、長さ2.5〜5cmで線形、柄は長さ5mm以下。側小穂は雌性で円柱形、長さ3〜5cm、柄は長さ0.5〜2cm、 雌花は20〜45列。雄鱗片は淡褐色m鈍頭。雌鱗片は淡褐色、鋭頭〜短芒。
果胞は雌鱗片と同長又はやや長く、広卵形、長さ2.5〜3mm、幅0.9〜1.1mm、稜間に4〜5脈、無毛、乳頭状突起を密布し、嘴は短く口部は切形。 痩果は緩く果胞に包まれ、円形、長さ1.7〜1.9mm。柱頭は2岐。
分布は北海道〜沖縄。開花は5〜6月。

名護市 2014.5.29

名護市 2014.5.29

果胞は広卵形、乳頭状突起を密布し、背面の脈は不明、嘴はほとんど無く、口部は切り形。長さ3mm。痩果(右側)は長さ2mm。
名護市 2014.5.29

大宜味村 2022.5.7

大宜味村 2022.5.7

=============県外で見たヒメゴウソ=============



神奈川県 箱根町 2018.5.29

(右)有花茎は鋭3稜形。
神奈川県 箱根町 2018.5.29

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