ヒメフタバラン(姫双葉蘭)

ラン科 フタバラン属
 Listera japonica Bl. 


山地のやや乾いた林床に生える多年草。草丈は10〜25cm。地下に短い根茎があり、茎を直立させる。
葉は茎の中央部に2個対性し、三角状卵形、長さ、幅ともに1〜2cm、基部は切形か浅心形、葉柄はない。
長さ2〜3cmの総状花序に、淡紫褐色、緑色の花を2〜10個咲かせる。萼片と側花弁は反曲し長さ2〜3mm、唇弁は長さ 6〜8mm、くさび形で2深裂し、裂片は線状長楕円形で長さ3〜5mm、中部に汚黄色のT字状の隆起がある。 基部の耳状裂片は後ろに反転し、蕊柱を両側から囲む。室果は楕円形で両端はくびれて長さは5〜6mm。
分布は本州、四国、九州〜琉球。開花は12〜4月。

2009.1.12

←室果は楕円形で両端はくびれて長さは5〜6mm。
2009.1.12(左) 2010.2.28(右)

(左)花に全く紫色の着色部のないものをミドリヒメフタバラン(f. viridescens)という。
2009.1.12

葉が斑入りのものをフイリヒメフタバラン(f. albostriata)という。
2011.2.13

2012.12.24

うるま市 2020.2.9

大宜味村 2022.1.7

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