ヘゴ

ヘゴ科 ヘゴ属
Cyathea spinulosa

湿度の高い山林下でみられます。幹が直立し高さは2〜5mになり、基部で径40cmを超える事がある。
幹の上部では枯れた葉の葉柄基部が残り黒い棘が表面を覆う。葉柄は長さ30〜最大1m、鱗片は褐色〜暗褐色、披針形で辺縁に微細突起があり、 鱗片が落ちた後は高さ3〜4cmの刺が残る。
葉は倒卵状楕円形、3回羽状深裂、長さ最大2m、幅は最大1m、鋭頭。側羽片は頂楕円状披針形、長さ40〜80cm、最下羽片は短縮して20cm以下。 胞子嚢群は裂片の中肋寄りにつき、円形、包膜も円形。
分布は本州(伊豆諸島、八丈島、伊豆半島、紀伊半島)四国(徳島、高知県)九州〜琉球列島、小笠原諸島、中国、台湾、インドシナ半島、南アジア。

国頭村 2012.11.9

国頭村 2012.11.9

国頭村 2012.11.9

ソーラスは裂片の中軸近くに接近して並び、球形で包膜に包まれているが成熟すると不規則に破れ、落下する。
2013.6.23

ソーラスは円形、包膜も円形。
2013.6.23

国頭村 2013.6.23

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