海岸近くの道沿いや草地に見られる常緑の低木。高さは2〜4m。雌雄異株のものと雌雄同株のものがある。 葉は互生し線状披針形、全縁、長さは5〜10cm、幅0.5〜2.5p、両端は次第に細くなりほとんど無柄。中脈は裏面で隆起し、両面は若枝と共に腺点を密生してねばつく。 花は小枝の先の短い円錐花序につき、有柄、径約5mm、花弁はなく、萼片は4〜5枚で雄しべは8本、長さ約1.5cm、花糸はごく短い。雌しべは長さ5.5mm、花柱は 深く2裂し、子房は2室、刮ハは円形で2翼があり、これを団扇に見立ててこの名前が着いた様です。 分布は小笠原、奄美大島以南〜琉球。台湾、中国、東南アジア。開花は3〜5月。 |