ハウチワノキ(羽団扇の木)

ムクロジ科 ハウチワノキ属
Dodonaea viscosa

海岸近くの道沿いや草地に見られる常緑の低木。高さは2〜4m。雌雄異株のものと雌雄同株のものがある。
葉は互生し線状披針形、全縁、長さは5〜10cm、幅0.5〜2.5p、両端は次第に細くなりほとんど無柄。中脈は裏面で隆起し、両面は若枝と共に腺点を密生してねばつく。
花は小枝の先の短い円錐花序につき、有柄、径約5mm、花弁はなく、萼片は4〜5枚で雄しべは8本、長さ約1.5cm、花糸はごく短い。雌しべは長さ5.5mm、花柱は 深く2裂し、子房は2室、刮ハは円形で2翼があり、これを団扇に見立ててこの名前が着いた様です。
分布は小笠原、奄美大島以南〜琉球。台湾、中国、東南アジア。開花は3〜5月。

果実(刮ハ)は円形で2個の翼がある。
西表島 2011.9.8

両性花。
石垣島 2013.5.28

雄花は雄しべ8本が丸く付き、花糸はごく短い。
西表島 2013.5.27

(左・中)西表島 2013.5.27 (右)石垣島 2013.5.28

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