ツツザキヤツシロラン(筒咲八代欄)


ラン科 オニノヤガラ属
Gastrodia okinawanesis

北部の山でみた時、この株は、もしかしたら別な品種かも知れないと思いましたが、今の所詳しい事が分かりません。 他のヤツシロランに比べて開花期の草丈が10〜15cmと大きいのと、萼片も長めの釣鐘状。 茎や花の色がやや薄めの褐色というのも区別されるのではないかと思います。
その姿からしてツツザキヤツシロラン(仮称)として分けておきます。⇒2017年4月7日付で神戸大学の末次健司氏により論文が発表され、新種ツツザキヤツシロランと命名されました。
他にハルザキヤツシロラン⇒ヤンバルヤツシロランツボミヤツシロランナンゴクヤツシロランがあります。


2009年
沖縄本島で初めてハルザキヤツシロランを見たのは2009年でした。その時は気が付きませんでしたが、
その後の観察から茎が長く、花も筒状なのでハルザキヤツシロランと少し違うのでは、という気がします。
 東村 2009.2.28


2011年
翌年は同じ場所で探せず、2011年に又見る事が出来ました。幾分花弁の先が開いています。
東村 2011.3.11

開いてるかと4日後に行って見たけど変わらず、花茎の角度はやや下向きになっています。 開花はこの程度で終わりの様です。
東村 2011.3.15

又5日後に行きました。3月15日の株は2個花が落ちてしまい、残り花の様子です。
東村 2011.3.20


2012年
2012年はどうしても結実まで見ようと何度も通いました。まずは蕾の確認と花も開いている物を確認。
東村 2012.3.1

同じ株ですが、花が終わって溶けてしまうかなと思いきや、17日後にはちゃんと果実になっていました。
(左)東村 2012.3.8 (中)(右)東村 2012.3.25

とうとう綺麗な結実を見る事が出来た。枯れた樹木の中から発芽た様子がうかがえます。
東村 2012.3.28

もうはじけたかなと行ってみましたが、あと少しでした。一か所に何本もあったとは気が付かなかったです。
茎の高さは20〜25cm程度。果実は2.5cm程度。
東村 2012.4.14


2013年
東村 2013.4.6


2014年
今までと違う山で他の植物を探していた時に見かけた果実です。この時は花の姿はわかりませんでした。
大宜味村 2014.4.5


2015年
昨年の果実を頼りに同じ山に出掛けてきましたが、ツツザキヤツシロラン(仮称)の花の蕾でした。
昨年みた果実は多かったですが、この日見たのは3株、まだ咲き始めで、この後も出てくるかも知れません。
新しいツツザキヤツシロラン(仮称)の自生地が捜せただけでも充分の収穫でした。
大宜味村 2015.3.8

その後まだ他にもあるかも知れないと叉行って来ましたが、前回見た株の他に2花ついたものがあり、
また、直ぐ近くにハルザキヤツシロランらしきもありました。今の所同じ環境で2つのタイプがある事が分かった。
果実期はこの後どれ位まで伸びるかまだ分かりませんが、地元の他のオニノヤガラ属に比べて細く低い様に思います。
大宜味村 2015.3.20


2016年
今回は又新しい自生地で株が見つかりました。個体数は多く径10m以内に10個体以上〜?がありました。
(左、中)国頭村 2016.2.28 (右)大宜味村 2016.2.29

上記(2月28日の場所へ花を見に行きました。ちょうど開花している物が多い中、すでに結実しているものもありました。
又この場所でハルザキヤツシロランも2株見つかり、昨年の場所と言い、この2種は同じ環境に育つ様です。
国頭村 2016.3.12 

その後結実を見に行きましたがまだ少し早かった様です。まだ開花中のもありました。この場所も果実まで追っかけたい。
国頭村 2016.3.20


2017年
大宜味村 2017.3.16 

今年は大宜味村の観察に行ってきました。
この場所はハルザキヤツシロランも一緒にありましたが、
イノシシのせいか、土が掘られていて探せず。
ツツザキヤツシロランは周辺で10株程確認。

大宜味村 2017.3.16 

2017年4月7日付で神戸大学の末次健司氏により論文が発表され、新種ツツザキヤツシロランと命名されたので仮称でつけていた名前から変更、
又、これまでハルザキヤツシロランとしていた物は新種ヤンバルヤツシロランと命名されました。


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