ハナシテンツキ 

カヤツリグサ科 テンツキ属
Fimbristylis globulosa


湿地に生えるやや軟弱な小型の多年草でゆるく叢生する。若い頃には葉がなく、有花茎の高さは20〜40cm、偏3稜形で平滑。
葉は有花茎より短く腺状で幅1〜2mm。基部の鞘は筒状で葉身はなく、長さ5cm。
花序は単一で1〜2個の小穂が出来る。包は2〜3個、刺針形、長さ1.5cm以下、小穂は球状楕円形、長さ3〜4mm、幅2.5〜3mm、 褐色で10〜20個の花をつける。
鱗片は長楕円形、長さ2mm、膜質、背面に帯褐色の3行脈がある。
痩果はやや扁平で3稜形、長さ2/3mm、淡黄色で小じわがあり、柱頭は長さ2mm、3岐まれに2岐する。
分布は石垣島、西表島、与那国島。開花は7〜10月。

西表島 2015.7.31

西表島 2015.7.31

基部の鞘は筒状で葉身はなく、淡褐色、鞘葉の縁はざらつきがある。
西表島 2015.7.31

この画像のもので鱗片の長さ2mm、未熟ですが、痩果はこれで長さ0.5mm。
柱頭は3岐。 熟した痩果には小じわ、又はこぶ状の突起が見られる。
西表島 2015.7.31





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