樹林を形性する高木。幹は直立して高さ5〜10m位になる。樹皮は黒褐色で平滑、小さな横長の皮目が出来る。 葉は奇数羽状複葉で対生し、7〜15個の小葉からなる。小葉は下部が歪んだ披針状楕円形〜卵形、長さ3〜10cm、幅1.5〜3.5cm、先は細く尾状に伸び、 基部はくさび形、全縁か浅い鋸歯縁、両面ほぼ無毛で裏面は緑白色を帯びる。葉柄は4〜10mm、微毛がある。秋には紅葉又は黄葉する。 花は雌雄異株で、枝先に7〜10cmの集散花序つくり、小さな淡緑白色の花を多数咲かせる。 果実は平たい球形で径7〜9mm、深く4〜5裂し、 無毛の外果皮が剥げて、灰白色で、微毛の密生する内果皮が現れる。種子は卵状球形で長さ約3mmで黒色。 分布は本州(三重県以西)、四国、九州、琉球、台湾、中国南部、東南アジア、南アジア。 開花は7〜9月。 |