ハマサルトリイバラ(浜猿捕茨)
トゲナシカカラ

サルトリイバラ科(←ユリ科) サルトリイバラ属(←シオデ属)
Smilax sebeana

海岸近くに生える蔓性の半低木。茎は丸く、棘は無〜殆ど無刺。小枝は通常ジグザグ状とならない。
葉は卵円形で長さ6〜10cm、裏面は白色をおび、冬も枯れない、新葉は赤い。巻きひげは長い。
花は散形花序に多数の花がつき、花被片は黄白色〜緑白色、楕円形で長さ5mm。
液果は球形で径8mm、若い時は白粉に覆われ、黒熟する。分布は九州〜琉球。開花は12〜3月。
サルトリイバラに似るが本種は葉裏が白く、茎には棘が無いので見分けがつく。(サルトリイバラの分布は九州まで) 

(左)新葉は赤い。
恩納村(左)2011.11.12 (右)2006.12.23

(左)雌花 (右)雄花 
今帰仁村 2014.3.16

宜野湾市 2012.3.2

液果は若い時は白粉に覆われる。
恩納村 2012.5.27

(左)雌花  (右)果実は黒熟する。
(左)石垣島 2014.3.22  (右)国頭村 2016.12.1

葉は基部近くが幅が大きくなる事が多い。石灰岩の山頂に生える事もよくある。
大宜味村 2022.4.17




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