海岸の砂浜に生える1年生草。茎は基部から分岐して横に這い、長さは10〜30cmになる。 根生葉はロゼット状にならず、すぐに枯死する。茎葉はやや多肉質で倒披針形〜線形、長さ1〜6cm、幅1〜5mm、鋭頭、基部はくさび形、 先が尖る。中部より上の葉は無柄、全縁または疎らな鋸歯縁。 総状花序は葉と対生し、小形の白色の花を咲かせる。花弁は長さ0.6〜1mm、雄蕊は2個、短角果は球状をなす2個の分果が横に繋がった形で、 表面に網目状の隆起があり、裂開しない。 種子は楕円形で表面に網紋が多く1.5〜2mm。 分布は九州(種子島、馬毛島、宝島)〜琉球、台湾。開花は1〜6月。 |