ハマアオスゲ (浜青菅) 

カヤツリグサ科 スゲ属
Carex fibrillosa

・海岸の砂地やその近くの林床に生える多年草。長い根茎があり匐枝を伸ばし栄養繁殖する。
・基部の鞘は褐色で著しく繊維に分解する。葉は有花茎より短く、厚みがあり縁はざらつく。苞は有花茎より長い。
・有花茎は直立するが熟すると倒れる事が多い。頂小穂は雄性でこん棒状、雌小穂は側性で果胞が密につく。
・雄鱗片は淡褐色、短芒がある。雌鱗片は緑白色、長芒があり、果胞より短い、又は長い。
・果胞は長さ3〜3.5mm、脈が多数あり、毛が密生し、熟すると白くなる。
・痩果は長さ2〜2.5mm、3稜があり、上部に小型盤状付属体がある。柱頭は3岐する。分布は本州〜南西諸島。

この場所のものは有花茎は5〜20cm、葉の長さは5〜15cm、幅は2〜5mm。
石垣島 2014.3.22

(左)基部の鞘は褐色で著しく繊維に分解する。匍匐根がある。(中)ここのは雌鱗片が果胞より長かった。(右)熟した果胞。
石垣島 2014.3.22

この画像のものは痩果は長さ約1〜1.2mm。果胞は長さ2mm(図鑑の記述より小さかった)
石垣島 2014.3.22

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