ハコネイトスゲ (箱根糸菅) 

カヤツリグサ科 スゲ属 ヌカスゲ節
Carex hakonemontana

林床や湿った岩上、湿地の周辺等に生える多年草、叢生し短い匍匐根を出す。 分布は本州(関東地方、中部地方)
日本固有種。花期は5〜6月。葉の幅が狭く0.2〜0.5mm、 有花茎が細く、果胞の数が少ないのが特徴である。


有花茎は高さ10〜20cm。葉は幅0.2〜0.5cm。基部の鞘は淡褐色。
苞は葉身は鱗片状〜刺状、短鞘。長小穂は雄性、 線形、長さ0.5〜1.3cm、有柄。側小穂は雌性、雄小穂の基部に1〜2個雌花が付き、長さ0.5〜8cm、花数は少なく3〜4個。 雄鱗片は淡褐色、鈍頭。雌鱗片は緑白色、鈍〜短芒。
果胞は鱗片より長く狭卵形、長さ3〜3.3mm、無毛。
痩果は狭卵形、長さ2〜2.3cm、頂部に盤状付属体がある。柱頭は3岐。
神奈川県 2018.5.29

神奈川県 2018.5.29

(左)果胞の雌小穂は5個の雌花があった。短い刺状の苞がついている。
神奈川県 2018.5.29

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神奈川県 2018.5.29

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