ハブカズラ(波布蔓)

サトイモ科 ハブカズラ属
Epipremnum pinnatum

低地〜山地の樹幹や岩に付着根で高くよじ登る亜低木。長さは5〜10mになる。全株緑色で無毛。
茎は木質状で径2cmに達し疎らに分岐する。 葉は卵状長楕円形長さ30〜50cm、幅20〜35cm、羽状深裂し裂片は4〜5裂で刀状鎌形、4〜5対。若い葉は切れ込みがなく楕円形。
仏炎苞は黄緑色、花序は肉穂花序の円柱形で、長さ10〜15cm、径約2cm。
分布は沖縄諸島、八重山諸島、台湾、中国南部、東南アジア。開花は5〜6月。

沖縄では林縁や低地の湿った茂みでもよく見かける。モンステラもこの仲間だが属が違う。
滅多に花が見られないのだが5月末に訪れた時は残念ながら終わった所だった。
西表島 2013.5.26

名護市 2016.7.27



雌しべはやや扁平な6角柱形、切頭、長さ3.5mm、幅4mm(果時)、
柱頭は横に長い線形で長さ3mm。
果穂は円柱形で長さ15cm、幅2.5cm。

名護市 2016.7.27

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