失地に生える大型の多年草。叢生し、根茎は木質状で太く横走する。 有花茎の高さは100〜180cm、節があり、断面は円形。葉は退化し、基部に仏炎条の鞘が付き、基部の鞘は帯褐色。 花序は複散房状、茎の上端に集まり、10個前後の花序枝がある。苞は卵形、長さ8〜15mm。 小穂は掌状につき、線形、長さ0.8〜3.7cm、扁平、茶褐色。鱗片は狭い卵形、長さ約3mm、鈍頭、芒はない。 痩果は狭い楕円形、長さ約1.5mm、横断面は3稜形、やや扁平、黒色に熟する。柱頭は3岐。 分布は沖縄島、国外ではアジア熱帯地域、オーストラリア、ポリネシア、地中海沿岸アフリカなど。開花は6〜7月。 |